斉藤のどか
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希望を語った代表質問

共産党の代表質問、今回は宗田団長が登場です🙌 フル動画はこちら。全部見る時間ないと思うので、最後の01:33:00のところだけでも見てください。とってもいい終わり方なので…!

最初は能登半島に触れ、その流れで防災について一番最初に聞きました。

個人的にものすごく衝撃なのが、防災関係の職にあたる女性職員の少なさ。市の女性職員の割合は全体では43.7%。でも、危機管理本部の女性職員比率はなんと!!!

7.7%!!!

やばくないですかーーー😭しかも、区の危機管理担当も7区全部合わせてみてもたったひとり。各区にちゃんと女性を配置すべき、と指摘しました。これにはさすがに市も必要な職員の確保を頑張ると言っていました。

あと、避難所について、海外では環境の悪い避難所でずっと生活させるのは人道的問題だという観点から「スフィア基準」が普及しているそうです。避難所の男女比は1:3、トイレは20人にひとつ、などといった内容になっているのですが、川崎もそれに則してやるべきでは?と聞きました。

市長は「長期的な避難となる場合にはスフィア基準等を参考にすることも必要」と言っていました。これ、ものすごく大きな前進だそうです。今まではスフィア基準のことを聞いても、答弁では一切触れようとしなかったんだとか。

予算の特徴は、赤字が出るって言ってるけど結局は黒字で終わるんじゃない?という可能性を指摘。ここ数年、ずっとそのパターンなんですよね。予算の段階では赤字だから財政厳しい、っていうんですけど、結局は黒字で終わる。で次の年度もその歪な数字をベースに予算を立てるから、また大きなズレができるんです。いつまで経っても、現状とあってなくても「財政が厳しい」と見える予算が組まれていると指摘しました。

あと、市債を返すために貯めている減債基金も、必要以上に多いというのも特徴です。ここを減らせば、もっともっと市民の生活のために福祉など充実できるのです。(福田市長は国のルール通りに積み立てています、と言ってました)

こどもの医療費は相変わらずやらない!!!市町村がこどもの医療費を助成する場合、神奈川県から補助金が出るんです。どれくらい県が負担するかの割合は市町村の大きさによって違っていて、普通の市町村だと県は1/3負担するのに、川崎市のような政令市は1/4負担と低くされていたんです。同じ県民で税金払ってるのに、支えてもらえる割合が低いのは「市民の理解が得られない」といって、川崎市もずっと神奈川県に改善を求めてきました。それが来年度から改善されることになって、川崎市も他の市町村と同じ割合で補助してもらえることになったんです🎉  で、今までずっと1/3を県に負担してもらってた自治体は29あるのですが、そのうち26が子どもの医療費は高校卒業まで完全無料。残り3自治体は中学卒業まで無料。一部負担金を課している自治体はありません。当然、川崎市も1/3負担してもらえるようになるんだから、こども医療費の助成制度も他自治体と同水準になるんだよね…???と思いきや、拡充する気はまったくなさそうな答弁でした💔

給食の無償化も、国の動向をみるというけど、川崎市が積極的に取り組むことで国を後押ししようという考えはないのか?と市長に聞いたら、それはないみたいですね…「学校給食法等に基づき保護者負担で」って言ってました。

学校の先生不足してる問題も、このままじゃまた来年度大変なことになりそう😭ややこしい問題なのですが、先生が産休などに入ったときに代わりにくる非正規のピンチヒッター的な先生がいないんですよ。なぜいないかというと、新年度が始まる最初の段階で、本来だったら正規の先生をおくべきところにピンチヒッター的な先生を配置しちゃってるから。正規の先生をたくさん雇いすぎちゃうと、今後少子化が進んだときに先生が有り余っちゃうから、それを防ぐためにピンチヒッターでしのごうとしてるのです。そんなさ、有り余るとか言わないで、少子化進んでも先生の数はそのままで少人数学級にすればいいんじゃないの???また来年度も学校現場崩壊しますよ…😱😱😱現場でなんとか耐えようとする先生たちから生の声ももらってるから本当に改善できなくて辛いです。

特養ホームも、新規計画の予定はありますか?って聞いたら「改築して増床したりするので、296床増えます」とのこと。私たち、床数じゃなくて新しく施設をつくらないのか、って聞いてるのに😓でもうまいですよね、決してネガティブな答えはしないんですよ。プラス思考なのかなとも思うけど、逆に新しく作る必要ないと思ってるのであれば、率直に「新しく作りませんが、代わりに〇〇するので大丈夫です」って言えばいいのに。それとも明言するのはさすがにやばいと思ってるのかな… 特養ホームに入りたくても入れない人は常に約2000人いる状態で、今後さらに高齢化が進むのでもっと大変なことになるのは明らかです。

…となんかここまで読むと気持ちどん底になっちゃうのですが、今回の代表質問で一番大事なのが最後の共産党の意見。気持ちが晴れる、希望溢れるビジョンを語りました。

「財政力はトップなのに、社会保障費は平均以下。こどもの医療費などは県内最低。特養ホームも新しく建てない。防災対策も耐震補強には応えない。それなのに臨海部では一企業のために約2,000億円だそうとする。

でも、私たちが提案しているように、トップの財政力と他都市の1.6倍もある減債基金の積立を減らして市民のためにつかえば、日本トップクラスの福祉施策が実現できる。臨海部も太陽光発電を中心にした再エネ省エネの生産供給拠点にすれば、日本の大都市として初めて再エネで自給自足できるモデル都市になれる。川崎市は大きな可能性をもっている」

このまとめで、代表質問の疲れも吹っ飛びました!