おしゃれじゃなくても大丈夫
10:00-19:35までの本会議、頭がオーバーヒートしました。ほんと、きつかった笑
まず代表質問が公明党、共産党、維新。共産党のやつは別記事でお読みください!いろんな問題を指摘しつつ、最後は希望で終わりました👏
公明党は能登半島から入り、能登出身の力士の話、大河ドラマと枕草子の話。歴史は人々の物語りのなかにある、という流れで公明党もがんばります!と決意につながっていました。すみません、ちょっと細かいところが理解できなくて、どういう風につなげたのかうまく掴めませんでした…でもなんか、過去の公明党の代表質問のイントロ部分をまとめて冊子にしたらおもしろそう!その当時の社会問題とかトレンドとか歴史的、文化的背景も感じられそう。
質問で印象に残ったのは、待機児童について。来年度分の利用調整の状況について聞いていたのですが、1,000人超える人が保留になっている(=認可保育園おちた)そうです。相変わらず多い。今回もきっと、最終的にはみんなどこかの保育園(認可外の保育園など)にはいれて、待機児童ゼロでした!ってなるんでしょうけど、あくまでも認可保育園を希望していたのだから、認可保育園に入れなかったという事実はしっかり受け止めるべきですよね。
あと、堺市の防災センターを例に挙げて、川崎市にも同じような施設があったほうがいいのでは、と質問してました。堺市の防災センター、私たちも視察に行きましたが、とっっっってもよかったんですよ!!!と共感しつつ、そういえば視察のブログ記事あげてなかったーーーと思い出しました😅一応書いたは書いたんだけど、どこいっちゃったんだろう。探します。そして投稿します。
維新は冒頭、能登半島の話から南海先生につないでました。こちらもすみません、話の流れがうまく掴めなかったのですが、あたりまえのことをやるのは難しいけど維新はそれをやる決意!っていう趣旨だと捉えました。あくまでもわたしの解釈なので、気になる方は正式な議事録をみてくださいね。
JFE跡地と水素戦略は賛成の立場で、「未来への投資だ」と言ってました。ビジネス創出が目的ならそれは企業に任せるべきで、自治体が税金出してやることではないと思いました。あと、いま日本で進められてる水素戦略、脱炭素とはまったくの逆行です。未来への投資どころか、未来破壊しちゃうという恐れが…
市立高校の受験料と授業料を無償にすべきというのはその通りだな、と思いながら聞いてました。教育格差の是正、しなきゃですよね。でもここでさすが、と思ったのが無料にすべき理由として「100年先を見越して、未来のために」といった文言を持ち出してきたんですよ。福田市長がよく使う言葉やフレーズとうまく被せて自分たちの提案をしてるなと感じました。ここはわたし個人的に悩むところで、確かに相手の論調に合わせたほうが説得力があるかもしれないけど、乗りたくない論調もあるわけじゃないですか。教育を「未来への投資」的な視点で捉えるのも、まさにその例で、わたしは乗りたくないんですよね。教育や子育て支援策は権利を守るという角度でやるべきで、「投資」のように見返りを求めてやるべきものではないとわたしは思うんです。誰もが自由に学べる環境は結局は社会全体に恩恵をもたらすことなので、そういう意味で「投資」という考え方も理解できますが、恩恵はあくまでも結果で、それを求めてやるべきではない。そういう自分の考えは傍において、相手に合わせて議論をすることも時には必要なのかも?このへんは今後の研究課題ですね。
あっ、あと #7119 の質問もおもしろかった!これは救急車を呼ぶかどうか迷ったときにかけられる相談センターで、神奈川県全域でサービスが開始されるんですが、維新によると使いにくいという意見もあるんだとか。電話に出る相手は医療のプロではなく、ただ研修を受けただけの人だから不安に感じる、というようなことも言っていました。(わたし1度かけたことありますが、めちゃくちゃ助かりました)驚いたのが、より利用しやすい制度にするために、アプリにして症状をいれればアドバイスがもらえるようにしたらどうかという提案。アプリ!!!わたしは救急車呼ぶかどうか迷うようなシチュエーションだったら絶対電話がいい!!!絶対人間とやりとりしたい!!!だけど今はもうアプリのほうが好まれる時代なのかも…🤯🤯🤯とびっくりでした。
代表質問が終わって、ちょっと休憩をはさんでからが今日の山場😅追加議案が23件出され、その説明がありました。22件は健福関係で、健康福祉局長が1時間ぶっ通しで説明。代表質問でもいっぱい答弁の出番があったのに、本当にお疲れさまでした👏それから補正予算案の説明を受けました。
そしてミニ休憩を挟んで代表質疑。全会派が質疑しました。健福関係の議案は国がいろんな施設の基準や人員配置の基準を変えたことに伴うのが主な改正内容で、正直わたしは細かい部分まで網羅できてない💦でも、現場の負担増につながったり、安全性が損なわれたりするような変更もちらほら。委員会で渡辺議員と小堀議員が徹底的に質問してくれます💪
補正予算のほうは、国からの物価高騰対策のお金でプレミアム商品券などをやる、という内容。商品券はデジタル版のみで、ペイペイのような決済アプリを通してやるのでお年寄りや対応してない店舗は排除されちゃいます…
あとちょっと蛇足ですが、維新がこの物価高騰対策のプレミアム商品券について「『市政100周年記念商品券』のように打ち出すといいのでは?」と提案してて、私はピンときたんですよ。維新って経営者みたいな発想なんだ!って😲💡これまでもすごく斬新な提案をいっぱいしてて、おもしろいなと思いつつもなんかちょっと違う…???と個人的に違和感を持つことがあったんです。発想のベースが違うんだなと今日の議論を聞いてて点と点がつながった感覚。民間だったらいいと思うんですよ、「市政100周年記念商品券」っていう打ち出し方。すごく売れると思うし、SNSとかでもバスりそうだし。でも税金が使われる物価高騰対策でそれをやるのはあまり適切ではないし、しかも電子版のみでお年寄りとかが事実上排除されてしまうものに川崎市全体でお祝い!みたいな雰囲気を当てはめたら尚更市民の感情逆撫ですると思う💦 市民館・図書館を民間に任せるかどうかを議論してるときも感じたのですが、自治体がやることをなんでもかんでもおしゃれにトレンディーにする必要はないし、むしろおしゃれさとかウケの良さを追求すると本質が崩れちゃうことってあると思うんですよね。おしゃれじゃなくても、人気がなくても、やるべきことをしっかりやることが自治体の使命だと思います。
でも同時に、多くの人が自治体に興味を持っていないことも事実だから、どうにかして市民の目を引こうとしたくなる気持ちもよくわかる…難しいですね。その中で私は、ひとりでも多くの人に自治体に(そして政治に!)興味を持ってもらえるように、いろんな人と語ってわかりやすく伝えていきたいなと思います。