斉藤のどか
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学校給食費に全会派が言及!12月議会、他会派の代表質問

代表質問1日目は南武線が人身事故で電車が止まり、到着が遅れてしまいました…途中でタクシーに乗るかも迷いましたが、駅員さんに聞いたら運転再開を待つのが一番早いとアドバイスをもらい、そのまま電車を待つことに。しかし駅員さんも、本当に大変な仕事だな… そして代表質問2日目は共産党の出番!共産党の質問は別ブログでまとめますが、それ以外の会派の質問もおしろかった-!メモを残しときます。( )内はわたしのつぶやき。正確な内容は、議事録を確認してください。
いやしかし、全会派が学校給食費について言及したってすごい!

自民党

電車遅延のため、自民党の代表質問の最初の前置きが聞けず残念。わたしが到着した時は、オーストラリアへの海外視察で学んだ多文化共生について聞いていました。(海外視察は、物価高騰など市民生活が厳しいご時世の中、行くべきではないとして共産党は行っていません。)

今回めっちゃいい質問!!!!と思ったのが、わくわくプラザと自主学童についての質問。

横浜市はわくわくプラザに相当する放課後キッズクラブをやりつつも、自主学童も選択肢としてある。川崎、20年間一貫して自主学童を必要としている保護者とこどもがいた。川崎市では一本化をして全児童対策事業を行なってきて党としても賛成してきたが、全児童と一体に学童保育を行って問題がないと考えているのか?

→【市長】「民間はさまざまな形態で運営していて、地域における公益的なサービスと認識して、支援金などを出す。」

(前うちがもらった答弁と同じ!だけど、自民党がすごい本質的な質問をしているのにびっくりしました。宮前区では自主学童を運営している保護者が地元選出の議員との懇談を毎年行なっているそうで、そういった努力が実を結んできているのかなと想像しました。やっぱり一体化は良くない。自主学童もちゃんと市のプランに位置付けるべき!)

その他の質問は

・認可保育所の状況について:
4月に入って初めて保育園側が障がい児や外国につながる子どもの入所がわかる事例がある。特別な支援が必要なため、あらかじめ情報が伝わるようにするべきでは?

→【こども未来局長】保育園との連携を引き続き強化したい。

・子どもの眼科検診について:
3歳児検診ではSVS機器を使った眼の検査を行っている。5歳児健診、小学校の視力検査にも導入すべきでは?

→【こども未来局長】3歳ごろが視力の発達には非常に重要なので、早期発見するために3歳児検診に導入した。5歳児検診での導入は考えてない。

(以前の代表質問でも取り上げていましたが、本当に大事だと思う。こどもって見えにくいとかうまく伝えられない可能性もあるし、5歳児にも導入した方がいいと思う)

・学校給食について:
H30の物価を基準に今回の給食費料の上げ幅を決めたが、H30年時点でもカツカツだったとすると、値上げ幅はで十分なのか。値上げをするかどうかと、その負担は誰がするのかは別の議論。国のメニューの補助金の活用は?

→(答弁のメモを間違えて削除しちゃった…想像では「給食の食材料費は保護者負担が原則。社会情勢や国の動向を注視して検討する」みたいな答弁だったのかな?いやーでも質問の方向性はうちと一緒!)

・等々力緑地再開発について:

当初633億円をしていた事業費が提示されてたのに、それが2倍になったことについて、見解は?

→【市長】事業費については社会情勢の変化を考慮し、専門家の意見も聴きながら判断し、市民、議会にはかる。

木の伐採が大きく取り上げられているが、新たな植栽については?伐採と植栽について、説明すべきでは?

→【まちづくり局長】植栽については発表されていないが、緑の量を確保するよう、事業者に伝えてある。

・市バスの経路誤りについて:

→【交通局長】誤りは鷲ヶ峰営業所が多い。原因は路線が多く、1路線運転した後、似ているルートを運転しなければいけないことがあることが考えられる。間違いやすい交差点を指定交差点としている。民間では、車内放送と合わせて運転手に道案内を表示される機能もあり、そういったことを取り入れることも検討する。

みらい

最初は、斎藤文夫さんへの哀悼の意。

それから100周年を受けて、リスクの話。1923年 関東大震災、1945年 川崎大空襲。全土が焼土になったが、その後は飛躍的な発展。今後は高齢化、労働者不足などのリスクがある。それから、兵庫県で見られているような地方自治のあり方が問われるようなリスクもある。SNSでフェイクニュースが拡散され、県民が振り回された。県知事に関する告発がされた後、公益通報制度に反して、犯人探しを行ったことが発端だった。川崎市でも母子育成会の問題が調査されているが、恣意的にならず、客観的に、調査が行わなければ首長と議会の信頼性が崩れる。

といった話でした。兵庫県の問題に触れたのはすごく意外でした。でも同じ問題意識なんだとわかってなんだか安心しました。

質問&答弁をいくつかまとめると、

中央療育センターについて:
今、次の指定管理者の選定が進められている。これまで同愛会が1社選定で任されてきた。H28の死亡事故については民事訴訟が和解成立したばかり。1審の内容が大きく覆され、職員の重過失と認められ、父親の過失はないとされた。同愛会から市に対して何か連絡はあったか?次の選定が1社選定にならないよう、どういう工夫をしているのか?

→和解は成立した、再発防止に努めると連絡があった。選定評価委員会は外部の有識者を増やす。現地視察も重要と認識。

(同愛会は、前の議会でも紛糾しました。詳しくはこのブログをご覧ください。でも本当に、さすがみらい。後追いもバッチリ。次の指定管理者、どうなるのか。)

保育の量の見込みが、減少していくことが報告されたが影響は?:

→共働きや支援が必要な子どもは増えている。多様なニーズに応えていく。

新百合ヶ丘駅周辺地区まちづくり方針(案)について:

R8に基本的な考え方を策定するとのことだが、それまでの議会報告はどうやるのか?公共施設の建て替えや移転も含めて検討するとあるが、短期間でどうやって幅広い市民から意見を集めるのか?方針(案)には市民の足の確保についての記載がない。公共交通の強化やコミュニティー交通の導入の検討を進めるべきでは?

→町の将来像や取り組みの方向性を示すもの。資産マネジメントとの整合性を図り、令和7年度に基本的な考え方を策定する。ワークショップなどを早急に実施する。公共交通は効果的・効率的にやることが大切。駅から遠い地域からもさまざまなかたちのアクセスを確保したい。

学校給食費の改定について:

東京は全自治体で完全無償化をするとの発表。自治体間格差の拡大していて、国が一律で支援すべきだが、保護者アンケートでも声が多かった無償化に対する市の見解は?保護者へどう説明するのか?市費を投入する可能性は?物価連動方式の導入について、検討の経過については?保護者への意見調査をしていない理由は?

→食材費は保護者負担が原則。アンケートでもそう説明したが、今後も丁寧に説明する。国の動向を勘案しながら検討する。

【再質問】国の補助金を活用しない場合、全額保護者負担にするのか?

→【市長】食材料費は保護者負担が原則。ただし、国の動向や社会状況を勘案しながら検討する。

(給食無償化、熱いテーマ!!!もしかして全会派取り上げるんじゃないの?)

ヤングケアラーについて:

子どもの権利条約を全国に先駆けて制定した川崎市が、これほどヤングケアラーん取り組みが遅れているのは看過できない。どう取り組むのか?

→個々の子どもの受け止めなどを考慮して、最善の利益に基づきやるべきで、ひとりひとりに寄り添うことが必要。未就学児から学齢期を通じ、切れ目なく子どもを支えていく。

(いやー看過できないですよ!!!めちゃめちゃ遅れてますからね。いつもは良くない事業でも国がやろうとしているものに飛びつくのに、ヤングケアラーは本当に遅い。なんなんだろう?という疑問がなかなか消えない。)

公明党

斎藤文夫さんへの哀悼の意。

今年は災害もいっぱいあった。星の話?市民の声をすべて拾い上げる決意。

防犯対策、闇バイトについて

下見と思われる不審な動きが。市民からどんな声が寄せられているか、警察との連携は?事件があった市川市は防犯カメラの補正予算を組んだが、川崎市は?

→【市長】首都圏での強盗もあり、川崎市では空き巣など増加。市民の防犯意識が高まっている。防犯灯や防犯カメラは犯罪を防止、抑止する。が、町内会からのすべての要望に応えられていないので効果的な支援を検討していく。

→【市民文化局長】防犯アプリなどの活用を呼びかけている。県警察はパトロールを強化していると報告が入っている。

(麻生区でも闇バイトの下見と思われるようなことが起きているらしいです。ひとり暮らしのお年寄りの家に、電話会社を名乗って人が入って来るなど。どこもかしこも防犯カメラがある街っていうのも嫌だなぁと思うのですが、情勢的には仕方ないのか…?闇バイトは犯罪とは知らずに個人情報を募集主に渡してしまい、脅されて犯すというケースもあるそうで、警察は闇バイトに応募してしまったら勇気を持って相談してほしいと呼びかけています。それ以来、相談に来る人も出ているそうで、そのような根本的な防止も必要ですよね)

選挙制度について 要介護認定者の投票率が低い。投票弱者支援について、全国ではショッピングセンターなどに投票所を設置する自治体が広がっているが、川崎市は?

→【選挙管理委員会事務局長】川崎市でも要介護認定などを受けている人は投票率が低い傾向にあると認識。投票所のバリアフリーなどの取り組みをしていて強化する。

(認知はまったく問題ないけど、外に出ることが無理で投票できない、といった事例もよく届きます。投票は大事な権利

災害対策としてキッチンカーの活用がいい。キッチンカー関係者との協力は?

→【危機管理監】国はキッチンカーでの食事提供は災害時の有効手段としている。川崎市も関係団体と意見交換を行なっている。

(被災した後、暖かくて美味しいご飯が食べられるのは健康維持からも大事だけど、メンタルケアという角度からも本当に大事ですよね)

学校給食の国の支援。給食費の支援についてどう判断するのか?

→【市長】食材費は保護者負担が原則。国の動向や社会経済状況等を勘案しながら検討していく。

(さすがにこれまで物価が上がって、全国的にも給食無償に踏み出す自治体が増えている中、川崎市も限界まで保護者負担に市内方法を探っている感じがする答弁だなと思います)

新生児訪問事業について

→【こども未来局長】新生児訪問事業は、助産師、保健師などが対応。助産師は契約の形態を4月から会計年度任用職員に変更して、勤務できる曜日や時間を聞いたうえで可能なかぎり希望にあったかたちで対応してもらっている。会計年度任用職員にしたことでよりきめ細やかな支援ができる。ただ、支援を必要としている母子の増加もあり、助産師のさらなる確保、業務の効率化を進めることが必要。国も母子保健DXを検討している。

(「会計年度任用職員にしたことでよりきめ細やかな支援ができる」という部分がよく理解できなかった…会計年度任用職員になったことで、一番大きな不安だったのが1件あたりの報酬が減ってしまうのではという点。これは後で要チェック)

産婦健診について

→【こども未来局】産婦健診を受けた人のうち、9.2%が保健師の支援が必要。

(10%近くもいるとは驚き!!!!産後うつなどをいち早くキャッチするためにもめちゃめちゃ大事な取り組み!!!)

子ども誰でも通園制度について。月10時間、補助金が足りないという課題。認識は?

→【こども未来局】補助単価が不十分、月10時間が十分か検討が必要などの課題を認識。リフレッシュ、通院、家事に役立つが、市として事業者・利用者にアンケートをとっている。

(アンケート!これは結果が楽しみ。この制度は、共産党は国会でも反対して市議会でもいっぱい問題点を指摘しました。改善しなきゃ、というか一時保育とか認定保育園を拡充すれば済むはなしなので、そのように持っていった方が早いかな?)

あしたの川崎・日本維新の会

前置きはありませんでした。

学校給食費に関するアンケートの対象を限定した理由は?増加分を保護者負担にすることが原則としていますが、激変緩和のためにも市費投入を検討すべきでは?

→アンケートは前回よりも対象を約10倍にして行なった。

(細かいことだけど、「激変緩和のため」という文言がありました。ということは、増加分が保護者負担になること自体は否定していないのかな?と思いました。)

保育園から認定こども園に変更する場合と、幼稚園から認定こども園に変更する場合、市の支出はどう違うのか?

→【こども未来局長】

(答弁が複雑すぎてついていけなかった…😢 保育園とかの制度って本当に複雑で、いろんな種類の施設があって、いろんな公定価格があって、法的な位置付けも違っていて。わたしもいつかは全部理解できるようになるのかな?できる気がしない…!)

敬老祝事業について、行財政改革の一環としてR6年度に見直し実施するとしていたが、遅れている。これ以上の遅れは看過できない。遅れている理由は?

→【健康福祉局長】対象年齢や要件、祝い品の見直しなどが必要だけど、周知期間の確保などいろんな課題の検討も必要。今は事務経費の削減などを行なっている。

(いやー敬老祝事業に切り込むってすごいな… コストカットするなら、市民のためになっていないものに目を向けてほしいなと思いました)