斉藤のどか
斉藤のどか斉藤のどか

国籍問わず、あらゆる市民の代表!

3月議会、今までで一番ハードかも…!今日は委員会審査で、16:00過ぎまでかかりました。

わたしはいろんなミスをしてしまって、反省している部分が多いのですが、他会派の質問がすごかった!!!いろんな議論が聞けてすごく勉強になった!!!

17年、260億円の契約

まずは教育委員会系の議題。議案第33号「川崎市立小中学校空調設備更新整備等事業の契約の締結について」で議論が奮発しました。

市内の小中学校すべてのエアコンなどの整備や更新を17年間任せる企業を決める、という内容の議案で、260億円と金額もでかい!企業を選ぶ、といってもこれほど大きな業務を一企業ではこなせないので、複数の企業で構成される団体が請け負うという案になっています。

問題は、これらの企業は市外・県外の業者が多いという点。自民党もみらいも代表質問の時点で詳しくとりあげて、妥当なのか追求していました。

いやもう、自民党の本気が間近でみられて、わたしは大満足。「下請けの9割が市内企業」ということを行政側はアピールしているのですが、自民党は「下請けでいいのか。地元の業者もプライドを持ってやってる。市内業者の成長をどう担保するのか」と指摘してて、率直にいってかっこよかった!

うちからは市古委員が公契約条例は適応されるのか、どうやって担保するのか、書面を交わすのか、などと質問。公契約条例は、川崎市から仕事を受注したとき、川崎市が決めた最低限の給料を守って労働者に払わなきゃいけないというもの。担当課長の答えはとっても曖昧で、わたしはすごく不安がのこりました。

結果としては、自民党から付帯決議を出したいと提案があり、他会派から持ち帰って検討したいとの意見が出たので今日の採決は見送りに。また13日の委員会で採決します。

まったく新しいものをつくるんだ!

私がミスをしたのは、議案第6号コミュニティーセンター条例ですが、川崎区役所の支所と、こども文化センターといこいの家(=お年寄りのための施設)の機能を全部まとめてコミュニティセンターという新しい建物をつくろうという内容です。

条例案が出る前も、委員会で報告があったのですが、わたしは

支所 + こ文 + いこいの家

っていうのを想像してたんです。で、子どもとお年寄りが同じ建物で、分け隔たれることなく一緒に施設を使うっていうので本当に大丈夫なの?という疑問はあったのですが、実際すでに多くのこ文&いこいの家が合築されてるので(たとえば1階がいこいの家で、2階がこ文など。共産党は合築も避けたほうがいいというスタンスですが)それとそんなに変わらないか、という程度の認識だったんです。

でも、この条例案をよくみると、こ文といこいの家はなくすってことになってるんです。

支所 + こ文 + いこいの家 = コミュニティセンター ←これではなく

支所 + こ文の機能は果たすけどこ文ではないもの + いこいの家の機能は果たすけどいこいの家ではないもの = コミュニティセンター

っていう内容なんです。これに気がついたのが本当に遅すぎて、めちゃくちゃ反省。でもすごく騙された感もあるというか、過去の議事録とか資料みても、川崎市側の意図を正しく解釈できる人いないんじゃない???と思うんですよ。確かに、行政側は「こ文といこいの家を残す」とは一度も言ってなくて、「こ文の機能と、いこいの家の機能を残す」と言っているんですよ。でも明確に「こ文といこいの家は廃止して、新しいものをつくる」とも言ってないので、なんか騙し討ちのような気がして💦わたしの理解力不足かな、と思ったのですが、当時文教委員会に所属してた共産党の議員さんもこ文といこいの家をなくすという意味だとは思わなかった、と言ってるし、他会派の議員さんも議事録みると「こ文といこいの家の合築」って表現してるので勘違してる議員いっぱいいたんじゃないかと思います。

大師・田島複合施設(=このコミュニティーセンター)の基本計画に載ってる図。こ文といこいの家残す感じするじゃん!!!

で、コミュニティセンターをつくるにしても、なんでこ文といこいの家を無くすのかがよくわからなくて、質問したんですけどその答弁もよく意味がわからなくて。

こ文といこいの家を残した上でコミュニティセンターをつくればいいじゃん、と思うし、コミュニティーセンターでやろうとしてることをこ文といこいの家でできない理由もよくわからないくて。結局は公共施設を合併させて減らしたいだけなのかな?と思ってみたり。

わたしが理解できてないことを察してか、局長さんがすごくわかりやすく答弁してくれたんですよ。コミュニティセンターで何をしたいのか、多世代が交流できる場所をつくる、全国に例をみない新しいことをしようとしてるんです、って。

なるほど!!!と納得したのですが、どう返せばいいのか、議事録に残してもいいような言い方に自信がなくて、そのまま「ありがとうございます」っていってスルーしちゃいました😅後々、せっかく詳しく説明してくれたのに失礼だったな、と反省。

で、やり直せるとしたら、言いたいのは

① やろうと思ってることはいいけど、こ文といこいの家をなくす必要はわからない。こ文といこいの家の位置付けのまま新しいことだってできると思う。

② そして、この局長さんの説明を最初の段階で聞きたかった!!!そうすれば、変な誤解もしなかったし、もっと違う議論がいままでできてたと思う。

まぁでも終わったことはしょうがない。

それからもう一つミスしたのが、わくわくも一緒にするっていう計画なのかと思ってたんですよ。今思うとそんなはず絶対ないんですが、わくわくも一体化するという話も以前出ていたし、こ文とわくわくって同じ団体が運営してるのでそれで余計に混乱したんだともうのですが、貴重な時間をありえない勘違いで使ってしまい申し訳ない…これは私の理解力不足を反省しています。

まぁでもおわったことはしょうがない。

日本人 vs 外国人???

と気持ちを切り替えつつ、多文化共生社会推進指針計画(改訂版)の議論に。これは地方参政権(日本に住む外国籍の人に選挙権を与えること)に関する文言が以前から問題視されていて、今日の委員会でもたくさん質問が出るだろうなと緊張感がありました。

いざ始まるとまたまた、自民党の本気が見られた!

地方参政権に関する最高裁判決について市はどう認識しているのか、市議会で過去にあげられた意見書についてはどう思うのか、などなかなか鋭い質問をしてました。私の質問は前置きが長くて、答える側も何が質問なのかわからなくなって困っちゃうこと多いんですけど、自民党の議員さんの質問は端的で、要点だけ、ストレートに聞いてて参考になりました。(もちろん、内容には賛同しませんが)

無所属の議員さんもいっぱい質問してました。日本に住む外国人が、外国人だからといって嫌な思いをしないように配慮することは大事。だけど国籍や国境を無くそうというグローバリズムには反対、日本国民の主権は守らなければいけない、日本人と外国人の意見は必ずしも一致しない、といった意見でした。

局長さんは「日本人の主権を守ることと、地方参政権を実現することは矛盾しない」「川崎市にとって地方参政権は望ましい」といった名答弁を連発!!!すごいガチンコの議論って感じで、迫力もあってよかったです👏

でも、「日本人と外国人の意見は必ずしも一致しない」とか「日本人の主権を守らなければ」とか、なぜそういう不安や懸念が生まれるのか、いまいち理解できないモヤモヤはずっと残りました。「日本人 vs  外国人」っていう想定そのものが私は府に落ちない🤔 国籍の違いよりも、同じ地域に住んで同じ日常を生きている共通点のほうが大きいと思うんですよね。でも私がこう思うのも、まわりにたくさん外国人市民がいるし、私自身外国で暮らしたこともあるからで、必ずしもそうでない人たちにどう説明すれば伝わるんだろう…ともう本当に悩んでます😅今後の研究課題ですね。

この議員さん、「私は日本国民たる川崎市民の代表だ」と質疑の中で2度言っていました。

わたしは国籍問わず、あらゆる市民の代表として、これからも頑張ります!