またまたリベンジ…!わくわくプラザ問題 2024年12月議会のどか質問②
もうしばらくは、やるつもりはなかったんです。でも、議会に入る直前に久しぶりにあった友達の話を聞いて、これはやるしかない!!!と取り上げる決意をしました。友達のお子さんは小学校1年生。最初はわくわくに通っていたけど合わなくて、民間の学童と習い事を組み合わせてなんとかしているけどお金が凄まじく、何のために働いているのかわからなくなる…という話でした。
わくわく合わない子、いっぱいいます。たくさんのお友達とワイワイ遊びたいタイプの子ならきっと大丈夫だけど、そうでなければわくわくに毎日通うのはきついです。そしてわくわく以外の場所を探そうとした時の親の絶望感。市にはちゃんと向き合ってほしいんですが、なぜかまったく距離が縮まらない!!!次はどうやって攻めようか、考え中です。

次は、わくわくプラザ及び自主学童保育についてこども未来局長に伺います。
①2025年1月から、すべてのわくわくプラザに新たな入退室管理システムを導入する方針が出されました。このシステムを導入すれば、連絡機能を通して利用者の声を聴くアンケート等の実施も可能とのことです。市や指定管理者が定期的に行なっている満足度調査なども、このシステムを通して行う予定なのか、伺います。
わくわくプラザの利用者アンケートについてのご質問でございますが、今年度導入予定の入退室管理システムにおいては、利用登録をしたすべての児童の保護者に、本システムを利用していただくことから、その機能を活用したアンケート等の実施も可能となります。今後、私及び指定管理者が行う利用者アンケート等につきましても、本システムを活用し、効率的に実施ができるよう、関係部署や指定管理者等とも協議調整を行って参りたいと存じます。
②わたしは本年第1回定例会で、わくわくプラザの大規模化について質問しました。市が実施した「わくわくプラザの充実に向けてのアンケート」では、内容等が楽しくない、仲のよい友達が少ないと答えた子どもがいましたが、当時の局長からは「わくわくプラザの規模との間の明確な相関関係は把握していない」という答弁がありました。
新たな入退室管理システムを使って調査を行えば、施設ごとのデータの収集と分析が簡単にできるようになります。大規模化した施設とそうでない施設とのあいだで満足度などに違いがあるのかといった分析を、市としてしっかり行うべきです。伺います。
利用者アンケートの分析についてのご質問でございますが、入退室管理システムの機能を活用したアンケート調査につきましては、実施や結果の集計等が効率的になり、様々な分析が可能となります。本誌といたしましては、こうした機能も活用し、必要に応じて、わくわくプラザごとの分析を行うことも考えております。
学童保育の大規模化がもたらす子どもたちへの影響は、学童保育専門の団体である全国学童保育連絡協議会も警鐘を鳴らしている問題です。川崎市のわくわくプラザも、120人を超えるような施設もあり、その影響を把握するよう要望します。
次に、11月の文教委員会で、第2期川崎市子ども・若者の未来応援プラン 第6章改定版(案)の報告がありました。ディスプレイをお願いします。放課後児童健全育成事業については、量の見込みを出し、それと同数の定員を確保方策に示しています。しかし横浜市は、量の見込みの数以上の確保方策をプランに位置付けています。量の見込みを超えても対応できるようにしているとのことでした。ディスプレイ結構です。
放課後児童健全育成事業は、児童福祉法に基づく施設で子どもたちの生活の場として十分な質が担保されるようにこどもひとりあたりの面積などが定められています。1日でも基準を満たさない状況があってはいけない施設です。川崎市も、量の見込みを超えることもあるという想定で計画するべきですが、伺います。
量の見込みについてのご質問でございますが、川崎市子ども・若者の未来応援プランにおきましては、放課後児童健全育成事業の量の見込みを小学校長期推計の在校児童数と放課後児童健全育成事業の対象児童の数の実績をもとに見込んだものでございまして、必要なサービス量に対しまして、わくわくプラザ事業において対応してまいりたいと存じます。
量の見込みはあくまでも見込みで、実際に必要なサービス量に対しては各わくわくプラザで対応していると理解しました。しかし、それが計画からはまったく伺えず、本当に現場でしっかり対応できているのか不安が拭えません。計画は平均値だったとしても、子どもたちの生活の場という放課後児童健全育成事業の性質を考えれば、平均さえよければ、数字上よければいいということには全くなりません。計画の段階から量の見込みを上回る日や瞬間がある想定で進めるよう、要望します。
⑤次に、先日の代表質問でも、自主学童保育を川崎市子ども・若者の未来応援プランに位置付けるべきだと聞きました。答弁は川崎市はわくわくプラザ事業を行なっているということ、そして「民間放課後児童クラブは…地域における公益的なサービスの一つとして認識している」としたうえで、「引き続き、施設運営に対する各種の支援などに努める」という内容でした。しかし「引き続き努める」だけでは、自主学童への支援としては不十分です。とくにこの物価高騰が追い打ちをかけていて、市の計画に位置付けて国の補助金の対象としなければもうもちません。公益的なサービスである以上、潰れてしまうような事態はあってはいけないと思いますが、見解を伺います。また民間放課後児童クラブを市のプランに位置付けられない理由があるのか、位置付ける上で懸念される課題や問題点について市の考えを伺います。
民間放課後児童クラブについてのご質問でございますが、はじめに、民間放課後児童クラブにつきましては、それぞれのクラスが、多様なプログラムの提供しながら運営をしており、利用者がそれらのサービスの中から事業者を選択しているものと認識しております。
次に、プランへの位置付けにつきましては、本市では、わくわくプラザ事業によって、プランにおける量の見込みに対応できることから、民間放課後児童クラブを位置づけておりませんが、民間放課後児童クラブは、地域において様々な運営形態により、スポーツ活動や学習支援などを提供している状況もあるため、引き続き、施設運営に対する各種の支援などに努めてまいりたいと存じます。
川崎市はまだわくわくプラザ一本でいいと、それ以外の道は検討の段階にすらないことがよく分かりました。これまで自主学童保育を懸命に繋いできた保護者の切実な声を受け止めていないことの表れだと思います。
また、答弁ではわくわくプラザで「プランにおける量の見込みに対応できる」としていましたが、量さえ対応できればいいということではないはずです。わくわくプラザ一本しかない川崎市で、どのような実態があるのか。あるお母さんは、お子さんが1年生になり、最初はわくわくプラザに通っていたものの、お子さんに合わず、いまは習い事や民間の学童を利用しているそうです。経済的な負担は大きく「わたしは一体なんのために働いているんだろう」と言っていました。
一方、横浜市はわくわくプラザに相当する放課後キッズクラブだけでなく、営利目的ではない民間放課後児童クラブも提供して両輪で事業をおこなっています。その理由を担当者に聞いたら、「放課後キッズクラブでたくさんのお友達とわいわいやりたい子どももいれば、放課後児童クラブのように大人数ではなく第二の家庭となるような場所を希望する子どももいる。子どもと保護者に選択肢をあたるために両方やっている」と言っていました。川崎市の子どもと保護者も、選択肢がほしいんです。わくわくプラザだけでいいのか、しっかりと検証・検討するよう要望します。